食事との付き合い方で若さを保てるの?
誰でも若さを保ちたいものですよね〜。
いつまでもキレイでカッコいいって言われていたいのは当然。でも人間は歳をとってしまうもの。。。。
いやですね〜。。。
若さを保つ方法なんてあるの?
というか、世の中若さを保つというような話、ありすぎて分からないです〜。。
そんな声が聞こえてきそうですよ。。。。
今回はそんな気になる話題を分かりやすく、しかもちょっと違った視点から解説していきます。
「糖化」という現象
聞いたことありますか?
「糖化(とうか)」という言葉。
いや、老化なら聞いたことあるけど。
糖化??
砂糖になるんですか?
違いますよー。
まずは糖化の説明
人間は食事をするとき炭水化物も一緒に摂ることは多いですよね。だって炭水化物は主食だし、摂らないとエネルギーがなくなちゃいますから。
人間は炭水化物、糖質を主なエネルギー源として生きています。
ですから、糖質はどうしても摂ってしまいます。
しかし、これが摂りすぎてしまうと、その余分な糖質がタンパク質と結びついてしまいます。
それが糖化という現象です。
でもこの現象、特殊な現象でもなんでもないんです。
ケーキやクッキー、お肉を甘いソースで煮たりすることなどでも起きるのです。
これを「メイラード反応」と言います。
これはメイラードというフランスの学者が発見したのに由来してついた名前なんです。
おせんべいだって、お魚だって全部料理ではメイラード反応が起こり色づいています。
体内で糖分とタンパク質が摂りすぎた状態になってしまうと、お互いに結合してしまい、糖化が起こってしまうというわけです。
糖化はいけないこと?
その糖化は様々な悪影響を起こしてしまいます。
実際のところ、悪いことするのは糖化からさらに進んだAGE(最終糖化産物)という物質なんですが。
これがとっても悪いヤツなんです。
このAGEが増えると、タンパク質でできた組織自体がどんどん変化や劣化していってしまいます。そうなると組織が化石化したような状態となり、ボロボロとなってしまうのです。
これが血管や腎臓、お肌、骨、内臓、肝臓、など体内の様々な場所でボロボロになってしまうのです。
体が固い人やお肌がボロボロな人、内臓や血管が弱い人、など様々な影響が出てきます。
ハリや弾力も失ってしまいます。血管も切れやすくなってしまいます。
お肌も血管も内臓も筋肉も全てタンパク質でできていますから。
美容を気にする人は特にこの糖化やAGEに注意した方がよいです。
これがいわゆる体の劣化や老化という現象なんです。
糖化の進み具合が老化の進み具合と言っても同じくらいなんです。
この糖化のコントロールが老化をコントロールできるのです。
ではどうやって糖化のコントロールができるのでしょうか。
気になりますよね。
糖化とAGEと防ぐ方法
まず、糖化がどのように起こって、そしてAGEが結果的に悪さをするということは分かりました。
この糖化をコントロールすれば老化もコントロールできるということまでは分かりました。
糖質もタンパク質も人間にとってとても普通の物質だし、無くてはならない成分なのに、多すぎるといけないんです。
でもなんでもそうですね。
過ぎれば、良くないよ、と言いますよね。
そしたら次に気になるのは、ただ一つ!
どうやったら糖化やAGEをコントロールできるの??????
ということですよね。
それにはいくつか方法があるので、そう焦らずに落ち着いて読み進めていってみてくださいね。
食後1時間を気にする
え?食後1時間??
食後がなにか?
もしかして、食後ってなんか色々体内に入ってくるからその時点で上手くコントロールするってこと??
まぁ、そういうことです。
では具体的に解説していきます。
食事の摂り方
大事なのは短時間で血液中の血糖値を急上昇させないことです。
また、長時間高血糖の状態が続くのも良くないです。
糖化は糖質がタンパク質とくっつくことです。
血糖値は血液の中にどれだけの糖質が含まれているかという数値です。
血糖値が低ければ血液中の糖質が少ないということです。
厳密にはグルコースという物質です。糖質の分解された物質のことです。
このグルコースが貯蔵できる形に変わったのがグリコーゲンです。
この行き場を失った余分な糖質(グルコース)が血液中に多いと、それだけで糖化が起こりやすくなってしまいます。
だから、できるだけ血液中にグリコースを留めておかないことなんですね。
食べ方としては、
① 勢いよく食べない
② 炭水化物を多く摂りすぎない
③ 当然甘い物も多く摂りすぎない
④ 糖質や炭水化物はゆっくり食べる
しかし糖質を徹底的に排除してしまうと危険
低糖質ダイエットや、糖質カット、など多いですよね。
これはとても危険なんです。
これは骨髄の機能低下を引き起こしてしまいます。
骨髄の機能低下?
骨髄って???
てなるわけですが。。。。。
骨髄は主に血液成分を作る場所です。
骨髄や骨のことに関して詳しく書かれている記事があるので、詳しくはそちらを参照。
この骨髄の機能が低下すると、骨髄が分泌する成分の一つでEPC(血管内皮前駆細胞)というのがあまり出てこなくなってしまいます。
これは簡単に言えば血管を修復してくれる物質です。
骨髄の機能が低下して、これが少なくなってしまうと、血管が満足に修復されずに、どんどんボロボロになっていってしまいます。
そして最終的には動脈硬化や血管が破れるということにつながってしまいます。
怖いですよね!!
なので、あまり糖質を制限しすぎると健康どころか、危険な状態になってしまうのです。
お野菜もたくさん食べよう
お野菜は健康的なイメージありますよね。
人間は本能で体に良いものは分かっています。
お野菜もその一つですね。
お野菜は食物繊維が豊富です。
この食物繊維が血糖値の急上昇や高血糖を防いでくれます。
食物繊維が多い食品の一覧のようなものがあるので、詳しくはそちらのサイトを参考にしてみてください。
大塚製薬さんの「食品に含まれる食物繊維量一覧」
特に色の濃いお野菜は食物繊維以外にも色々な栄養素が含まれているので、糖化を防ぐどころか改善すらやってくれます。
意識的に色の濃いお野菜をたくさん摂りましょう!
お野菜にはたくさんの良い効果がありますよね。食材と老化の関係についてもこちらでまとめています。
極めつけは食後の運動!!
えええーーー、うんどー???
やだーーーーー。。。
って声が聞こえてきそうですが。。。
でも、他のは血糖値を上げないようにする方法だったり、上がりにくいようにする方法という視点だったのです、唯一運動に関しては、血糖値を意図的に落としていける行為なんです。
動くと人間は当然ですが、エネルギー使いますよね。
これが血液中に流れている糖質(グルコース)を使ってくれるということなんです。
食後1時間あたりであまり激しすぎなくて良いので、しっかり筋肉を使った運動を取り入れることで高血糖を避けることが自分の手でできるのです。
あまり簡単すぎては効果も弱いですが、ちょっとした筋トレだったり、スクワットだったり、階段も良い刺激ですね。ウォーキングも良いですよ。
スクワットについてやり方や回数、効果などのお話はこちらでしています。
15分から30分は続けると血液中の糖質を減らすことができるんですね。
この、運動という効果はあなどるなかれ、かなり効果大なんです。
でも運動嫌いな人が多いのは困ったものですよね。
かりに世界中のみんなが運動が大好きという性格だったら、世の中のほとんどの生活習慣病はなくなっているか、かなり少ない世界になっていると思いますね〜。
ウラヤマ〜〜 笑
まとめると
まぁ、まとめると、糖質を摂りすぎると体内に糖質が多くなり、その余分となった糖質が体内のタンパク質をくっついてしまう。それを糖化という。
糖化した状態が続いてしまうとそれが悪役のAGEに変わってしまう。
これが体内のあちこちで悪さをして、体はボロボロになっていく。これが老化という。
この糖化をコントロールできたら、老化もコントロールできる。
ということから、大事なのは体内に糖質が入ってくる、「食事」という行為の1時間をメドに対処をすればいい。
それがいくつかあって、急激に血糖値を上げないようにする、長時間高血糖状態にならないようにする、甘い物を食べ過ぎない、炭水化物はゆっくり食べる、そして、運動をしっかりする、ということ。
でも炭水化物をカットしすぎてもかえって不健康になるから適度に摂って、しっかりコントロールってことでしたよね。
そうすれば糖化をコントロールできるということですね。
特に色の濃いお野菜を多く摂ることと運動が効果絶大ということが分かっているということでしたよね。
どうでしたか?
もう、今日からやってみよう!
階段とか普段から使って、筋トレして、食事は慌てずゆっくり、お野菜多く、ってことですね!