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武術は身体の養生にはとても良い理由

武術に隠された強さ以外の効果

武術にはたくさんの秘密が隠されています。

一般には知られない秘訣が伝えられているのです。実際に老師(中国で先生のこと)について稽古をすると直接言葉でしか伝えない要素がかなりあることに気づきました。

文字では残さない世界なんですね。良い老師に出会うことがまず必要になってきますが。見た目の派手さや華やかさはあまり当てにしない方が良いと私は思います。中には年取っていて動き自体が、大丈夫かな、と思う老師もいます。しかし、言い伝えられていることはしっかり中身のある場合もあります。

単に強さだけを求める場合は腕っ節の強いところを探せば良いですよね。

 

しかし、武術は強さだけではないんです。

 

武術は養生にとても良いのです。

 

養生の一つに養生功というのがあります。言い方を変えると気功という場合もありますよね。

 

中国武術の中では気を練る、と言う表現を使うことがあります。

 

中国武術は経絡とも密接に関わっていて、特にいくつかある経絡の中で大事にしているのは腎の経絡なんです。腎経は生命エネルギーとつながっていると言われているからです。

 

腎経は丹田を通るのです。そして丹田と足裏はつながっているのです。

 

気を丹田に集め、足裏まで沈めていく、これが大事な養生です。心の落ち着きにもつながります。武術をやっていて常々言われることは上肢のリラックスですよね。力まないこと。肩肘張らないことです。

 

 

 

 

巷にあるウォーキングより効果が高いものとは?

仕事中でも一人でこっそり呼吸を整え、気功をやってみるのも良いですね。歩きながらも簡単に行えます。

 

気が丹田に集まると体はとても楽になります。

 

武術では歩き方も学びます。よくテレビなどで見かけるウォーキング講座よりもはるかに効果を実感するんです。

 

ウォーキングは一般的には背中をまっすぐにして、やや大股で速めを意識してかかとから着地するように歩くと教えられていますよね。普段運動不足の人からすればそれでも良い効果はあります。

 

普通のウォーキングを否定するのではないのですが、武術で教える歩行との違いを比べたいと思います。

 

武術ではとにかく足裏と丹田を意識させます。その上で足を運ぶのです。そうするとどうでしょう。スピードはないですが汗が溢れ出てくる。スペースも要らずにこれだけの効果を実感できる健康法がなかなか出会わないと思いますよ。

 

武術の動作では同時に複数のことを行うことが良くあります。とりわけ中国武術にはそのような動作が非常に多いんです。丹田を意識しながら、姿勢をただして、腕や手の位置、目線の送り方を考えながら足を進ませる。同時にフラつかないように軸をしっかり保つ。

 

発勁の瞬間は呼吸とともに一気に爆発させます。しかし動作がブレてはいけない。無駄な力も入れてはいけない。しなやかさを求められるのです。

 

動作をゆっくり行えば気血も巡ってきて、体温も上がってきます。

 

武術での動きは身体の養生にも大いに役立つのです。

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