キックボクシングは体幹です
キックボクシングはなんといっても体幹が命です。
動きのキレ味やキレイさ強さは全て体幹が要となっています。
体幹が上手く使えていないとせっかくのエクササイズとしてのキックボクシングの効果も半減してしまいます。
それくらい体幹が重要なんですね。
体幹はどこのこと?
では体幹はどこのことでしょうか。
解剖学的には体幹は頭部と四肢を除いた部分です。つまり胴体の部分ですね。
胴体の部分には内臓や腹筋や背筋など体の中心となるものが集まっています。
体幹の働き
体幹は体の中心となっているだけに、とても重要な働きがあります。
当然ですが、重心の位置、重点ともなっています。体幹がまとまっていれば安定も良くなってきます。
大きな筋肉も多いです。
体幹に関与する中心的筋肉に腹筋があります。
腹筋は4つの層で構成されています。外腹斜筋、腹直筋、内腹斜筋、腹横筋という4つの筋肉があります。
この働きにより、体幹部分が安定したり、内臓が守られたりします。
この筋肉があるおかげで起き上がったり、ねじったり、横向いたり、曲げたり、声を出したり、笑ったり、咳をしたり出来るのです。
腹筋がしっかり働くことによって腹圧が作られて、背骨や内臓が固定されて、安定し、全体の動きのまとまりも出てきます。
よく、スポーツしている人をみていると動きのまとまり方や、キレ味などが違うと感じる人がいます。
それは体幹の力の差なんです。
勿論、腕力や脚力も関係するのですが、動きの中心となるのは体幹部分なんです。
いくら脳で反応できても体幹が安定していないことで、脳からの信号が手や足に伝わってもすぐに体を動かすことができなくなってしまいます。
ですが、体幹がまとまっていると反応速度も早まります。
キックボクシングではこの体幹でパンチやキックを出していきます。
パンチやキックは一見腕や脚で動かしているように思えますが、腕や脚で打ってしまうと全体の動きがバラバラとなってしまったり、スピードが遅くなったり、最悪な時は関節を痛めたりしてしまいます。
腕や脚だけを使ってしまうと負担が出てきてしまうのですね。
でも、体幹から動かせると動きがキレイでしなやかになります。
安定性も増します。
キックボクシング的体幹の使い方
キックボクシング的に体幹を上手く使う方法は、骨盤の動きを意識してみてください。
骨盤の回転です。
ちょうどおへそを中心に体を上下に半分に割ったとします。
パンチやキックはこのおへそを中心に上半身と下半身がねじれるような動きです。
パンチやキックはすべて体幹から動くようにしてみてください。
特にキックは片足になるので、足の踏ん張りはききません。そこで使うべきなのが骨盤です。骨盤を回転させてキックするのです。
キックは決して脚での動きではないです。骨盤、もしくは腰からの動きです。ムチを振るように、骨盤が回ってから胴体が続いて回転していき、ひざに伝わり、足がしなって鞭のようにターゲットにヒットします。
決して足先からキックしようとしないことです。
足先からキックしようとすると動きが遅くなり、動きもなめらかではなくなってしまいます。
まとめ
キックボクシングは体幹が命です。
動きのスムーズさやキレイさ、なめらかさ、しなやかさ、素早さなどすべて体幹の力です。
体幹が強くなれば安定性も増します。
キックボクシングが上手くなるコツは体幹の使い方や体幹の強さなんですね。
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