肩甲骨とは
肩甲骨は背中の上部、肩の裏側あたりのある三角形の骨です。左右に1対あります。
肩甲骨は腕を動かす時には必ず連動して動きます。
ということは肩甲骨が動かなくなると腕も動かなくなるということです。
肩甲骨が動くようになれば動きも楽になります。
肩甲骨につながる筋肉は数多くあります。直接つながっているものもあれば関節的に関与しているものもあります。
そのどれもが肩甲骨のスムーズな動きに関わっています。
肩甲骨は肋骨の背中側に張り付いているような状態になっています。背中側を滑るように肩甲骨は動きます。
体が固まりやすいデスクワーク
デスクワークは長時間同じ姿勢での作業なので、体は固まりやすいです。
肩甲骨もずっと同じ場所でほとんど動くことがなくなります。
そうなると肩甲骨周辺の筋肉含めて固まってきてしまいます。
体は長時間動かなかければ血液の巡りも滞り、筋肉も縮まってきます。
そうなると全身を狭い箱に入れられたような、押さえつけられているような状態となり動きにくくなります。
肩甲骨だけでなく股関節や腰も固まって柔軟性が失われてしまうのです。
そうなると様々な不調が表れてしまうのです。
腰痛や肩こりは代表的なものでしょう。
むくみなども血流が悪くなると起こります。
目への血流が低下すると視力にも影響が出てきます。
そうならないためにも筋肉や関節には柔軟性を確保してあげたほうが良いでしょう。
多くの関節は本来広い可動域を持っている
デスクワークが続くとずっと押し込められてような状態となっているため、関節も本来の可動域まで使われなくなり、退化してしまいます。
そうなると関節まで固まってしまうことになってしまいます。
関節の中には滑液と言って関節が動きやすいように潤滑液が常に満たされています。
しかし関節の可動域が本来の可動域まで確保されないと、関節周辺の血液循環も足りなくなってしまい、錆びついたような状態となってしまいます。
人体はスマホのバッテリーの残高表示のように数値であとどれくらいでどうなる、というような目に見えるようにはなっていないので、気づきにくいことが多いです。
長い目で見てみると関節への血流が良くないということは関節が早く痛みやすいということにもなります。
関節を長持ちさせるためにも関節周辺の柔軟性は保っておいたほうが良いですよね。
肩甲骨をストレッチしよう
肩甲骨のストレッチをすれば周辺の血行も良くなります。
ここではいろいろな不調の原因の一つである肩甲骨周辺をストレッチして辛い不調を解消してみましょう。
肩甲骨にはたくさんの筋肉があると説明しましたが、それは腕の自由な動きにも関わっているのですね。
腕は肩甲骨を様々な方向や角度にストレッチしてあげることで不調は解消されていきます。
小さなインナーマッスルも複数存在しているので、一つずつストレッチできるととても良いです。
例えば腕を後ろに持っていく動作や万歳の要領で思いっきり真上に伸ばしたり、肩甲骨を浮かせたり、周りたり、腕をひねったりしてあらゆる筋肉をストレッチしてみてください。
中には一人では難しいストレッチもあるので、その部分はできる人にやってもらうと良いでしょう。
肩甲骨周りのストレッチはとっても気持ちいい
肩甲骨周りをストレッチすると腕がとっても軽くなった感じになります。動きがとても良くなります。
また、血流も良くなるので、頭部や脳への血液も流れやすくなり、視力や思考も冴えてきます。
また、肩が軽くなるので呼吸もしやすくなります。
デスクワークにはちょっとした合間に肩胛骨ストレッチをやってみると脳もすっきりしますよ。
肩こりの予防にもなります。
まとめ
肩甲骨の動きが失われると腕も動かしにくくなったり、頭部や脳への血流が低下したり、呼吸が浅くなったりします。
デスクワークは体の様々な部分が固まり縮まります。そうなると全身の血流も悪化してしまいます。
腰痛や肩こりはデスクワークの代表的な不調でもあると思います。
そんな不調を解消するには肩甲骨のストレッチも有効的です。
肩甲骨周辺の筋肉がストレッチされると頭部や脳への血流が改善されて、気分も思考もすっきりします。
デスクワークの合間にはちょこちょこ肩甲骨のストレッチを入れてみましょう。
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