原因
40代50代あたりになってくると良く聞く症状がありますね。
四十肩とか五十肩というあれです。それになると腕を思いっきり上げることも腰の方に回すことも痛みを感じるようになります。
そうなると普段からの動作に不便が生じてきますよね。
専門用語では「肩関節周囲炎」などと言われています。
これはお医者さんではなかなか解決策が提示されないことが多いです。
「歳のせいですね」などと言われることも。
しかし、全てではないですが、主な原因の1つに血流不足があげられます。同時に筋肉バランスの崩れが起きています。
この二つは関連性がとても高いです。
肩周辺の筋肉の総合的なバランスが崩れると、固く縮まっている筋肉が出てきます。また、固くなることで、肩周辺の血行が停滞してしまいます。
そうなると血流不足が起きてしまいます。
血流不足が生じると細胞に酸素が行き届かなくなってしまいます。そうなると筋肉は酸性に傾きさらに固くなってしまいます。
一度バランスが崩れると悪循環が起きるようになってしまいます。
そうならない為に肩周辺の筋肉のバランスは整える必要はあります。
ここで肩の特徴
解決策の前に、肩の特徴を軽く説明します。
肩は人体の中で一番可動域の広い関節です。肩の関節の可動域が広いので人間は器用に腕と手を使えます。
四足動物はここまで可動域は広くありません。
しかし、可動域が広いということはイコール不安定だということです。
股関節は可動域はそこまでないですが、安定性があります。(人間は股関節もそこそこ可動域が広いです)
安定性と可動域は逆になっていると考えると基本は分かりやすいです。
そのような肩ですから、すぐに不安定になりやすいのです。
肩周辺の筋肉は実に沢山の筋肉が関わっています。
器用に動かすために必要な筋肉は10種類を超えます。
ですから、この中の1つでも固くなったり弱くなったりすると、全体のバランスが崩れて、傷みが発生しやすくなってしまいます。
ようやく対策
長くなりましたが、ここで解決策です。
上記で想像もつくと思いますが、肩に関連する筋肉の全体のバランスを整えてあげれば痛みも無くなっていきます。
もちろん
長年蓄積したアンバランスの状態なので、一度や二度何とかしたからと言ってすぐに良くなる訳ではないですが、その時点では肩も軽くなり、楽になります。
大切なのは肩周辺の筋肉の柔軟性を整えてあげることです。
肩が痛い人は必ずどこかの筋肉が縮こまっています。さらに弱くなっています。肩の使い方も偏った使い方をしていることが多いです。
例えば腕を上げるときにスムーズに上げるのではなく、首や肩の後ろの筋肉を使って腕を上げたりすることが多いです。痛みが発生するとさらに痛みをかばって、本来使うべきところとは違う筋肉を使いながら腕を動かしてしまいます。
そうなるとどんどん悪循環になってしまいます。
ですので、肩周辺に存在する筋肉を1つ1つストレッチする必要があります。
インナーマッスルも含めると20種類近くの筋肉が存在します。
肩は可動域が広いだけにストレッチすることも一苦労します。なかなか一人では伸ばせない筋肉もあります。
そのような原因で肩はどんどん痛みが出てきてしまうのですね。
自分で簡単に出来るのであれば痛みも取り除きやすいのですが。
まとめ
肩は数多くの筋肉が存在します。
インナーマッスルも含めると20種類近くの筋肉があります。
肩は人体の中で一番可動域が広い関節なだけに不安定で、筋肉のバランスも崩れやすいです。
四十肩や五十肩を解決するには1つ1つの筋肉の柔軟性を取り戻して行く必要があります。
1つ1つの筋肉のストレッチをしてしなやかにしなければなりません。
しかし、肩は細かい筋肉が数多くある可動域の広い関節なだけに、自分一人でストレッチすることが難しい筋肉もあります。
そのようなことも含めて肩はすぐにバランスを崩してしまい、さらに自分で整えるのが難しいので痛みが消えにくいのです。
肩の筋肉のバランスをストレッチにより整えることが必要なんですね。